手まりの歴史

御殿まりの作り方

鶴岡御殿まりの作り方を紹介します。

 

①もみ殻をティッシュまたは不織布などで包み、糸を巻いていく。

②まん丸になるまで1時間以上巻く。

③まん丸になったら地割りをする。円周を計り、正確に地割りをするのはとても大変です。

④色鮮やかな糸で模様をかがっていく。ひと針ひと針、心を込めて模様を作っていきます。

⑤帯と房を付けて完成です!

 

簡単に説明するとこの手順ですけど、作ろうとなると根気がいる作業です^^

生徒の皆さん、一生懸命作っています^^

子宝手まりと妊娠菌、子宝に恵まれることについて

今日の毎日新聞の記事です。

「妊娠菌付き米、ネットで高額売買、医学的に根拠なし」

全くその通りだと思います。物証が無いと微妙・・・と思ってしまいます。でも、買う方の気持ちは分かります^^;

私も子宝手まり、安産手まりを販売してますので、競合他社(?)批判になるかも知れませんので。妊娠菌についてはここまで^^;

ちなみに私の手まりだって科学的には証明できませんよね、でも、そうしたら信心系はナニゴトも無いことになります。

 

私の手まりのお話をしますね^^

私の手まりは以前もこちらでお話した通り、子宝、安産、家庭、夫婦、良縁とそれらに願いや想いを込めたお守りで、江戸時代から作られてきています。

江戸時代は大きな両手で持つくらいの毬だったのではないでしょうか?でも、現在はなかなか見かけませんよね?持ち歩くのもちょっと大きいですよね^^;そこで私は現代風にアレンジして、ストラップにしました。

 

なぜ、手まりを売っているか。

子供を持つまでは考えもつきませんでした^^;

でも、いざ我が子をこの手に抱いてみて、日々成長を眺めていて、「本当ぉぉぉーーーーに可愛いんです^^」

こんな気持ちが自分の中にあるなんて。この世にこんなに愛しい存在が出来るなんて、本当に目から鱗的な衝撃と感動でした。

だから、この気持ちをシェアしたい!広めたい!!その思いがとても強かったのです。今もです。

私はただの主婦です。何の力もありません。ですから、色々考えた末に、私の地元の伝統工芸品である手まりで何かできないかと考えました。

少しでも子供の欲しい人の癒しになればと思って、作り始めました。

妊娠って、簡単じゃないんですよね。私も無知だったために35歳まで何も知らずに生きていました。子供は作ろうと思ったらすぐに出来るものだと思ってたんですよね。

でも、違いました。

35歳を過ぎれば明らかに妊娠率は下がりますし、出産率も下がります。さらには子供にも何らかの影響が出る可能性もありますよ、と。

初めてそのことを知ったのは35歳の時でした。今日までの道のりは全然簡単じゃなかったんですよね^^;

だからこそ、赤ちゃんの大切さ、生命の尊さを大事にしたいんです。

妊娠にはストレスも大きく関わっています。ストレスって本当に良くないんです。ほんのちょっとしたことで、自分でも気付いていなかったけど、ストレスを抱えていたなんて、今の日本で生活していれば、よくあることだと思うんです。

例えば、

「今日の朝見た空は何色でしたか?」、

「最近、野花を見ましたか?」、

「今日(もしくは昨日)家族に笑顔でありがとうを言えましたか?」

などなど。些細なことですが、気づかなければ過ぎてしまうことです。

日々の生活自体がストレスになってることも多分にあるのではないでしょうか。

正直に言うと、私は2年前に台湾から日本に帰ってきましたが、毎日の生活がストレスでした^^;日本はみんなイライラしてると言うか・・・切羽詰まってるような、心に余裕が無いんですよね。そして、なんでも規則が規則が・・・みたいな・・・朝から晩までストレスでした^^;(今は慣れましたが・・・でも好きではありません。もっと心にゆとりを!!と思います。)

そんなストレス社会が当り前の生活の中で、ストレスフリー!になれるはずがない!!と思うんです。

ですから、少しでも・・・私の手まりを見て

「可愛いな」、

「綺麗だな」、

「繊細だな」、

などなど、何でもいいんですけど。

手まりを見て癒されてほしいんです。その一瞬でも心にゆとり、ホッとできる時間を作りたいんです。

さらに、妊活、不妊治療を頑張ろう!としている人のパワーになればと思ってます。「病は気から」と言いますが、「心持ち」はとても大事です。気持ちが前を向いていないと、身体も前を向きません。

まずは気持ちから前を向けるように、心のお守りとして手まりを販売しています。

「大丈夫」

こう思うことってとーーーーっても大事です!!!

 

販売プロフィールにも書いていますが、手まりで必ず妊娠するものではありません。

時々、

「絶対妊娠しますか?」、

というお問い合わせをいただきますが、

「手まりは必ず妊娠するものではありません。昔から子宝安産等のお守りとして持たれています。子宝を望まれているお客様の癒し、励みになればと思っております。」、

とお答えしています。絶対妊娠するなら、不妊治療もお医者さんも必要ないですよね^^;ただ、そこまで切羽詰まっているということなのかも知れません。そういう方にこそ、一呼吸置いてもらうためにも、手まりを持っていただきたいです^^。

手まりでなくても、癒しになること、モノがあればいいんです!

ちなみに妊娠報告、安産報告があることも事実です。中にはとても感動的なものもあります。私はそんなに長い間待たずして子宝に恵まれましたが、中には時間を掛けていた方もいらっしゃいます。逆に尊敬します^^そんな報告を受けるととっても嬉しいし、もっと頑張ろう!!と思います^^

 

また、手まり価格設定について簡単に。。。

送料込みで一番安くても1000円にしています。他に「手まり」で検索されるとお分かりかと思いますが私の手まりは少し高いです。ですが、私は1000円以下で販売する予定はありません。私のボーダーラインで1000円以上なら大事に扱ってくれるかな?と思ったからです。一つ一つ手作業でお作りしていて、どれをとっても大事な大事な手まりです。ですから、お客様にも大事にしてほしいんです。また、1つ作るのにもそれなりに時間をかけて、ひと針ひと針、糸をかがっています。もしかしたら、長期間持ち歩くことで手まりの糸がほつれてくるかも知れません。その時は、自分で直してみて欲しいんですよね^^同じような色の糸を買って縫ってみても、ボンドで留めてもいいんですけど、そうすることにより一層愛着が沸くのではないかな、と^^もし、直し方が分からない場合は聞いてもらっても構いません。その行為一つ一つがまた癒し^^になると思います^^

梱包材等のことも簡単に。。。

商品と一緒にお手紙をお入れしています。実は、紙漉きで自分で紙を作っています。牛乳パックや不要になった紙を切って再利用しています。封筒も手作りです。もう買われたお客様は一風変わった郵便物が届いた気がしませんでしたか?こちらも子供が出来て変わったのですが、エコ、環境への思いやり、勿体ない精神からこういったことをしています。自分の生きている時代より先のこと、子供が生きていく時代のことを思い、自然環境を見つめ直しています。(現在、名刺カードに店名「ゆえん庵」のスタンプを押して同封しておりますが、こちらも15年前の残りです。無くなり次第終了です^^)

 

子供が出来て、考え方もだいぶ変わりました。

「家族を持つ、子供を持つって素晴らしいな」

そんな想いをシェアしたい。

「ゆえん庵」は漢字では「由縁庵」と描きます。手まりの円を縁に、何のゆかりもない者同士が結ばれる、そんな庵、場所にしたいと思って付けました。

こんなちっちゃなあんよも、縁が無ければこの世に存在しませんでした^^

 

今日もまた素敵なご縁を。

 

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます^^

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、実家に帰っておりました。1年の始まりということで神社に初詣にも行って参りました。

そこで、いつも使っている糸と針などを持って行き、今年も無事乗り切れますように、多くの方に幸せをお分けすることができますようにと、祈願して参りました。

去年もこちらでお参りしましたが写真を撮っていなかったので今年はしおん君と一緒に^^

baby

荘内神社は今年で140年だそうです。

こちらは昔、「鶴ヶ岡城」というお城の本丸御殿があったところです。

御殿まり(手まり)が作られたのがお城の中ですので、こちらは鶴岡御殿まり(手まり)の発祥の地というわけです^^

子宝手まりの強力なパワースポットですね。

そして、私も里帰り出産時に帰省した時は晴れていれば必ず安産祈願に参ってました。ほぼ毎日通ってましたよ。

産まれる22時間前も行ってましたし^^;まさか本当に超大安産になろうとは・・・お参りはしておくものですね^^

 

今年も作れる限り子宝手まりをお作りし、皆様にお贈りしたいと思います!!

改めましてどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

伝統工芸 御殿まりのこと。

ようこそ、『ゆえん庵〜 yuan an〜』へ。
鈴虫の声が聞こえてくるようになりましたね^_^
私の田舎の伝統工芸 鶴岡御殿まりを現代風にアレンジしています。
乳幼児の子育て中につき、子宝手まりとオーダーでの製作にはお時間をいただいてます(o^^o)
【手まりについて】
手まりは一点一点手作りしていますので、大きさも糸のかがり方もどれ1つとして同じものはありません^_^
出来上がってから定規で測ってますが素人採寸ですので多少誤差が生じます。ご了承ください。
ハンドメイドですので、完璧を求める方はご遠慮くださいm(_ _)m
御殿まりは元々、城に仕える奥女中の手なぐさみとして作られました。それが庶民にも伝わったものと思われます。後に、嫁いでいく娘に「ご縁あって出会った旦那様、旦那様の家にも丸く収まりますように。」「玉のような赤子が生まれますように」など、夫婦円満、家庭円満、子宝に恵まれますように、との願いを込めて作り贈られた愛情がこもったものになりました。
それが後世に受け継がれ、現在も私の地元では作られています。その伝統を絶やさぬため、微力ながら、私も地元の手まりを少しずつ作っています。
今まで結婚式や子宝祈願でお友達に贈っては喜ばれてきました。また、私自身も結婚式のお礼としてお友達に幸せのお裾分けとして贈らさせていただいたり、実は自分自身の子宝祈願で作成して飾ったりしていました^_^
そのおかげかどうか、今年3月に無事、玉のような赤ちゃんを生みました。かなり大きめだったので本当に玉のようでした^_^;
親バカのため、所々で自分の赤ちゃんの写真を使っています(^o^)
名前はシオンです!

手まりのゆえん、追記。

こんにちは、ゆえん庵です。
最近やっと「ゆえん庵」と検索すると、TOPページに現れるようになりました^^

誰か読んでいてくれてるかな~?

誰も読んでいなくても、のんびり書き進んでいこうと思っています^^

荘内神社で安産祈願していた私ですが、実は、荘内神社があるところは昔、鶴ヶ岡城があったところでして。そこはまさに奥女中たちが手まりづくりに励んでいた場所なんですね~。

手まりづくりが一番盛んだった場所で安産祈願していたわけですから、出産も心強かったわけです。沢山の幸せな思いを頂いていたんですねぇ~。
ちなみに、今も続く藩士様のお屋敷はこの鶴ヶ岡城のお隣にあります^^

夏休みで帰った時に、改めてお礼に行きました(^o^)

ちなみにこちらでは手まりで使う糸と針も一緒に持って行って子宝安産祈願、幸せな縁祈願しております^^

手まりの由縁について

こんにちは、ゆえん庵です。

以前、荘内神社のお話をしてから
「この手まりの由縁については、次回お話しますね。」と言ってそのままスルーしてしまってたので、こちらで書きますね。

もともとは江戸中期から全国各地の奥女中や武家婦女子の間で広まったもので、だんだんと技を競うようになり、遊具から観賞用へと変化を遂げたのが現在も残る手まりだそうです。しかし、明治に入ると、この御殿まりも一部の旧藩士家に伝えられるだけになり、作り手も一気に減ってしまいました。
現在、私の地元でもかなり少数の作り手しか残っておりません。

せっかくの伝統工芸なのに、途絶えてしまったら悲しいですよね。

「手毬は丸いでしょう。円が縁になって繋がっていく。昔は娘が嫁ぐときに新しい家庭にも丸く納まりますようにと、母が作って渡したんだよ」

私はこのようにも教わりました。

一言で言えば「家庭円満」。
その中には、子宝祈願であったり、安産祈願であったり、夫婦円満であったり、家庭における全ての幸せへの願いが込められてるんですよね。

(手まりって、縁起物なんだなぁ~・・・)

確かに、作っていると心が穏やか~~になりますし、リラックスできますし、何時間も過ぎてることしばしば。。。
今はそこまで没頭できないので、ちょっとずつ工程を分解して作ってますが^^;

習い始めの頃は1日何時間もぐるぐる糸を巻いたり、糸を一針一針かがったり。。。してましたねぇ~。

最近は、お客様の家族を思って、作るとほんわかな気持ちになります^^

今よく売れるのはストラップなのでお守りみたいなものですが、手まりをみて、少しでもほんわかした気持ちになってくれたら嬉しいな~と思っていつも作っています。

だって、日本って、生き急いでいるでしょう。疲れちゃいますよね。

リラックスって大事ですよー。

と、今日は手まりの由縁と私の気持ちをちょっぴり書いてみました。

荘内神社、安産祈願

こんにちは、手まりのゆえん庵です。

さて、今日は私が出産するときのお話です。
出産するときと言っても、ピンポイントで出産の時ではありません。
あ、臨月時のお話のほうが正しいですね^^

私は里帰り出産でしたので、出産2か月前から地元鶴岡に帰省しておりました。

1月上旬のことです。

冬ですね^^;

しかも、私の生まれ育った鶴岡は、雪国なんです^^;

ちょっと体重過多で、これ以上体重の増加は出産に影響が出ると言われてましたので、千葉に居る時は毎日散歩しておりました。

が、地元鶴岡・・・1月・・・雪・・・

友達から「今年は暖冬で暖かいから大丈夫よー♪」と言われてましたが。。。

とは言え、雪国です。
本当に暖かいわけもなく、雪が降らないわけでもなく・・・

毎日の散歩で保たれていた(?)であろう体重の増加が気になるところでした。

実家に帰り、吹雪の日は散歩できませんが、晴れの日はすかさず散歩に出る日々を過ごしておりました。

はい、危ないですよね。。。滑るし。。。

なので、雪国仕様のブーツ、なるべく氷の上は歩かない・・・これを心掛けて、散歩に行ってました。

私がいつも行っていたのは、荘内神社です。
荘内神社は江戸時代、鶴ヶ岡城の本丸御殿があったところに建てられています。
荘内神社の詳しいところはコチラより。

散歩で15分ほどで行けるので距離的にも丁度よく、いつもこちらを通っては安産祈願をしておりました。

雪の中、平日・・・そんなお参りしている人もおらず、日々行くことで、なんとなく・・・(お百度参りみたい。。。)なんて心の中で思って参拝しておりました^^

日々、こちらに参拝することが日課のようになっており、おかげで体重の増加もなく・・・予定日真近になると、お願い事も、「体重が増えませんように。」から「安産で、なるべく早く産めますように。」、「元気で健康な子が産まれますように。」と言うことに移行していきました。

そして。
いつものように参拝した3月2日。
本当に、何事もなく、安定した1日でした。

が、夜中。
3月3日午前2時。なんとなく、お腹痛いかも・・・
からの12時間後、玉のような元気な男の子を産みました^^

初産でしたが、「超大安産!!」と助産師さんからも太鼓判を押され、出てきた我が子はなんと3646g。超デカかったんですよね^^;
健診のエコーでは3400gで、それでも大きかったんですけど・・・まさか更に大きいとは・・・^^;

「この大きさで自然分娩!凄い!!大安産だ!」と。

お母さんが太りすぎると、難産になりやすいそうなんですね^^;
だから、あまり太っちゃいけないとのことなんですが。。。
私、つわりも無かったので、ずーっと食べちゃってたんですよね。

おかげでお腹の子もすくすくと育っちゃって、笑

出てきてビックリ!!

「デカイ!!」

これが、助産師さん、お医者さん、私たちの共通した感想でした。

そんなわけで、私が作っている手まりの由縁になった場所で安産祈願して、本当に超大安産だった!!というお話でした。

この手まりの由縁については、次回お話しますね。